FAQ(よくある質問)
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費用について
Q: アクセシブルコードの利用には、どのような料金が発生しますか?
A: アクセシブルコードをご利用いただく際には、初期費用と年間のサービス利用料が必要です。初期費は、1クライアント(1アカウント)あたり10万円のアカウント開設費用と、製品ごとの翻訳監修費用などをいただきます。サービス利用料は、アクセシブルコードのコピー数(=商品の販売数)に応じて年間で課金されます。コピー数が増えると、その分費用は増加しますが、1製品あたりの単価は下がります。具体的には、年間販売数が1万個までの場合、18,000円(1商品あたり1.8円)となります。10万個以上では1商品あたり1円未満となります。サービス利用料には、多言語コンテンツエディターの使用料、機械翻訳の利用料、AIによる音声合成費用、アクセスデータの蓄積(1年間分)と分析画面の利用料など必要な機能がすべて含まれています。別途、多言語コンテンツの代行制作や、プロのネイティブ翻訳者による翻訳を弊社にご依頼いただく場合は追加料金が必要です。
Q: アクセシブルコードのサービス利用料は、どのタイミングで支払う必要がありますか?
A: アクセシブルコードのサービス利用料は、ご利用開始から1年間の販売予定数量に相当する利用料を、ご利用開始時に一括してお支払いいただきます。2年目以降については、前年度実績と予定数量との差分を次年度の利用料お支払時に相殺します。
Q: 料金を決める際のコピー数(=商品販売数)はどうやって決めますか?
A: アクセシブルコードをご利用をいただくメーカー様からの申告に基づいて決定します。原則的に、弊社側での立入り検査等は行いませんが、ご申請いただいた商品販売数(アクセシブルコードのコピー数)と実際に読み取られた数に(弊社の既存データと照らし合わせて)大きな乖離がある場合は、弊社側の判断で利用を制限させていただく場合がございます。
Q: アクセシブルコードの利用料は、過去に販売した製品にも毎年課金されますか?
A: 継続的に販売されている商品にアクセシブルコードをご利用いただいた場合、その年の利用料は、当該年に新しく販売される商品数量のみが対象となります。例えば、昨年度が5万個、今年度が6万個だった場合、アクセシブルコードの利用料は、6万個のみに課金されます。その場合でも、昨年度に販売された商品のコードをスキャンした消費者がリンク切れになることはありません。
アクセシブルコードの仕様について
Q: 世界中のどの地域で読み取っても情報は表示されますか?
A: クラウド型のサーバー環境を構築していますので、読み取る側のネット環境が安定していれば、世界中のどの地域からも一定以上の速度でアクセスは可能です。グレートファイアーウォールを使用している中国からの読み取りデータも、アクセス分析画面に反映されます。(2024年7月現在)
Q: アクセシブルコードは普通のQRコードとどう違うのでしょうか?
A: 通常のQRコードは短いテキスト情報を埋め込むか、URLを埋め込んで特定のWebページに誘導する為に利用されるのが一般的です。アクセシブルコードの場合も、コード内には弊社サーバーのURLがエンコードされており、それを読込むことにより弊社サーバーに誘導されますが、そこから言語に応じたコンテンツの振分けや音声読上げなどが自動で行われる仕組みです。これまでは、多言語の情報を提供するためには、個別にWebページを作成した上で、サーバー環境を構築し、JavaScript などを使って言語の振分けをする必要がありました。
アクセシブルコードの場合は、それらの専門知識は必要なく、以下の機能がすべてワンストップで提供されます。
- コードの発行
- コンテンツの簡易編集機能
- コンテンツをホスティングするサーバーとその保守管理
- 機械翻訳
- AIによる音声合成
- アクセス端末による言語の自動判別
- アクセスデータの蓄積とCSV化
- アクセスデータの分析とグラフ化
- 言語別のリダイレクト機能
Q: アクセシブルコードの利用にはインターネット環境が必要ですか?
A: はい、その通りです。コード内にエンコードされているのは専用サーバーのURLですのでインターネット接続が無い環境ではご利用できません。
Q: アクセシブルコードは、アクセスした時にサーバーがダウンしていたら読み込めませんか?
A: アクセシブルコードでは、読み取った際に専用サーバー上の情報を読み込むので、そのサーバーがダウンしている場合は情報が表示されません。しかし、専用サーバーの安定運用には細心の注意を払っており、過去10年間(24時間365日)の稼働率は99.9%以上となっています。
コンテンツの制作について
Q: アクセシブルコードのコンテンツに含められる文字数に制限はありますか?
A: コンテンツ内の最大文字数については、言語ごとに異なるので明確な制限は設けていません。ただし、ユーザーの可読性や音声合成の可否の観点から、英文の場合で1,000ワード以内、漢字を使用する言語では1,500文字以内、それ以外の言語では、おおよそ5,000キャラクター以内が目安です。もし、上記よりも多くの文字を入れたい場合は、アクセシブルコードを2つ以上発行して、入口のコードから次のコードへリンク設定で誘導することも可能です。
Q: アクセシブルコードの印刷後にコンテンツの更新はできますか?
A: はい。アクセシブルコードは、一度商品パッケージ等に印刷した後でも、読み取り時に表示させるコンテンツの更新が可能です。管理画面のエディターを使って言語単位でコンテンツを編集した後、「保存」ボタンを押せば即座にコード読み取り後の画面に反映されます。もしくは、新しいコードに別のコンテンツを作成した上で、現在のコードから管理画面上で「リダイレクト」設定を行えば、全てのユーザーは自動的に新しいコンテンツへ誘導されます。
Q: アクセシブルコードの印刷後に言語の追加や削除はできますか?
A: はい。アクセシブルコードの管理画面にログインしていただくと、コードごとに新たな言語を追加していただくことが可能です。言語追加後にそのコードを読み取ると、新たに追加した言語と同じ端末言語のユーザーは、その言語のコンテンツに自動的に誘導されます。同様に、同じコードのままで言語を減らすことも可能です。その後にそのコードを読み取ると、削除された言語と同じ端末言語のユーザーは、英語のコンテンツに自動的に誘導されます。言語の追加か削除かに関わらず、ひとつのコードに紐づけられる言語数は最大で15言語です。
Q: 動画は入れられますか?
A: はい。YouTube動画を埋め込むことが可能です。言語ごとに違う動画を埋め込んだり、特定の言語のみに入れることも可能です。
Q: AI合成された音声ではなく、オリジナルで録音した音声を再生できますか?
A: はい。言語ごとにオリジナルの音声ファイルをMP3形式でアップロードし、AI音声と置き換えることができます。
アクセシブルコードの印刷について
Q: 商品に印刷する場合、アクセシブルコードのロゴは外しても大丈夫ですか?
A: 利用規約上、アクセシブルコードをご利用いただく際には、必ずコードと同じ場所にアクセシブルコードのロゴを印刷していただく必要があります。(参照:アクセシブルコードのロゴ利用規約)
Q: アクセシブルコードの色は変えてもいいのでしょうか?
A: 2次元コードの色を変更することはできません。これは、アクセシビリティの観点から、白と黒のコントラスト比が最も高い(色覚異常や弱視の方でも認識しやすい)ためです。一方、2次元コードと一緒に印刷していただくアクセシブルコードのロゴについては、オリジナル色を用いずに、モノクロで印刷して頂いても結構です。
Q: アクセシブルコードを印刷するサイズは決められていますか?
A: アクセシブルコードを商品パッケージに印刷する場合、コード一辺の大きさは10~11mm、ロゴを含めた全体の(触覚面の)大きさは約16mm四方という規定があります。この規定は、片手に商品を持ち、もう片方の手でスマートフォンを使って数十センチ離れた距離からも簡単に読み取れる(小さすぎない)サイズであり、パッケージにも収まりやすい(大きすぎない)サイズです。また、指一本でその存在が認識できるサイズでもあります。このサイズは、100名以上の視覚障害者を対象としたヒアリングと実証試験の結果から決定されました。
Q: アクセシブルコードの利用には、商品パッケージにも加工が必要でしょうか?
A: アクセシブルコードのご利用については、パッケージ上でのコードの位置が「指で触って」特定できるような加工が必要です。詳しくは、「導入フロー」をご参照下さい。
その他
Q: アクセシブルコードの導入メリットはなんですか?
A: アクセシブルコードの導入に伴うメリットには、3つの側面があります。
- 社会的側面 — 視覚障害や日本語読解力の有無に関わらず、全ての消費者に同じ情報を届けることで、企業としての社会的責任を果たすことになります。また、民間事業者にとっては、2024年4月施行の障害者差別解消法の改正で義務付けられた“合理的配慮”のある取組みにつながります。
- 経済的側面 — 商品パッケージに点字の加工を行う場合や外国語での商品説明を別封入する場合と比較して、大幅に小さいコストでの導入が可能です。
- 市場的側面 — 商品説明のコードが、世界のどこでどの言語の人達にどれぐらい読込まれているのかについて、グローバルな市場データを得ることができます。
Q: アクセシブルコードの競合はありますか?
A: アクセシブルコードのシステムの元になっているPIJIN社の QR Translator は、日本を含む世界各国で特許を取得しています。また、アクセシブルコードのネーミングとパッケージに施される触覚認知の仕様は、それぞれ商標と特許を取得しています。近いサービス展開を行う競合企業は、過去も現在も存在すると思いますが、弊社の知る限り、同様の特許を取得してサービス展開している競合他社はございません。