Case Studies
採用事例
シオノギヘルスケア


シオノギヘルスケア株式会社様は、シオノギグループの一員として、OTC医薬品や健康食品を中心に製造・販売を担っています。同社においてSDGs に配慮したユニバーサル仕様の商品パッケージへリニューアルが実施されるに伴い、2020年にアクセシブルコードを初めて導入いただきました。 視覚障害があっても、日本語が読めない人でも、コードを読み取るだけで、多言語でも音声でも商品情報が取得できるという点に価値を感じていただいています。

アクセシブルコードの導入にあたっては、ユニバーサル対応の商品パッケージのあり方を両社で討議・検討したのち、物流面での課題や、当事者の方々の意見なども反映する形でその実装に至りました。多言語化(各言語ネイティブのダブルチェックによる翻訳)や検証のフェーズなど、詳しい導入フローについては、こちらをご覧ください。
シオノギヘルスケア様のイニシャティブによりアクセシブルコードの実用化がスタートし、現在では、鎮痛剤セデス、風邪薬パイロン、軟膏リンデロン、咳止め薬メジコン、スキンケア商品シナールなど、40を超える商品に7つの言語でアクセシブルコードを導入いただいています。
また、アクセシブルコード では、商品のコードがどの地域や言語でアクセスされているかなどのデータを確認できます。この分析により、COVID-19 の世界的大流行の前後で、海外やインバウンド旅行者の消費動向がどのように変化したかなどの貴重な情報が得られました。
アクセシブルコードを導入した同社の商品パッケージは、2021年のグッドデザイン賞や日本印刷産業連合会が主催するジャパンパッケージングコンペティションで経済産業省製造産業局長賞を受賞されています。




ロート製薬


ロート製薬様は、国内最大級のOTC医薬品(市販薬)メーカーで、110か国以上で商品を販売しています。主な商品には、胃腸薬、目薬、スキンケア商品などがあります。

ロート製薬様では、2023年後半から、胃腸薬「パンシロンシリーズ」にアクセシブルコードを導入いただきました。対応言語は、日本語、英語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語の7言語です。アクセシブルコードの導入は、異なる言語やさまざまな障害を持つ消費者に、使用方法や用量などの重要な情報を伝えるための取り組みの一貫となります。




コクヨ株式会社


コクヨ株式会社様は、文房具・オフィス家具・事務機器を製造販売する大手メーカーです。同社では、インクルーシブなモノ・コトづくりを目指したプロセス「HOWS DESIGN(ハウズ デザイン)」を推進。環境に優しい素材活用や製造工程の見直しを通じ、持続可能な社会の実現を目指す取り組みの一環として、文具業界で初めて「アクセシブルコード」を採用されました。
外国人や視覚障がいのある方でも、商品の特徴や使い方を理解しやすくする工夫として、アクセシブルコードを導入いただき、多様なお客様に商品価値をわかりやすく伝え、選びやすくするためのパッケージデザインが実現しました。

環境配慮の視点から、プラスチック製のブリスターパックを紙パッケージに切り替えるタイミングに合わせて、2024年12月発売の「針なしステープラー<ハリナックス>」、「ハサミ<サクサ>」から順次導入していただいています。言語は、日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字/簡体字)の5言語に対応しています。
また、コードを通じて商品説明を多言語で読めたり、音声で聞いたりできるだけでなく、自分の言語で商品へのフィードバックを送信できるコメント機能も備えています。



